カエルの雑記

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【ふるよに】チカゲにできる11のこと[9]~[19]【チカゲ101】

・はじめに

今回の記事ではチカゲにできること、つまりはカードプールについて少し踏み込んで触れていきたいと思います。

簡易説明の画像と詳細の説明を用意しましたので、必要な情報に応じてお読みいただければ幸いです。

※電子版の各カードのボイスについては自力で調べたので、聞き間違いや解釈違いがあるかもしれません

※毒カードについては一先ずこちらの記事を参照ください(それなりにボリュームがあるので後で読むほうがおススメです)

kuriyasu15.hatenablog.com

 

【通常札】 

 

・飛苦無 [9]

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「――はっ!」

4-5,2/2の攻撃。特殊な戦法やマッチでなければ基本的には入れて問題ない。

近距離に収束する決闘では少し遠いが、後退札一枚でカバー可能な距離。
正にミドルレンジといえる間合いのため様々なメガミと連続攻撃が可能だが、遁術などのサポートがないと連携が難しい。
間合の関係で先制攻撃が狙い易く、毒と組み合わせることでテンポによる主導権を握りやすい。

中盤以降は遁術からの連撃(オーラ3点破壊からの流転の霞毒1/2)が狙えるため、この圧を見せることで初手2/1などの攻撃で比較的容易にライフを奪うことができる。
基本的にオーラ2点を奪う攻撃だが、オーラ2の相手に打つと流転の圧でライフが取れることが多いことは憶えておこう。

無駄にオーラを破壊したくない・攻撃したくない時や、そもそも降るのが難しいマッチでは不採用となることもある。その際は未使用札を意識して残すことで飛苦無の圧力を利用できる場合がある(俗にいうシュレディンガーの飛苦無

 

・毒針 [10]

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「チカゲのとっておきですよ……」

4,1/1の攻撃。攻撃後に毒を相手のデッキトップに送る強烈なリソース破壊攻撃。
当たれば相手のリソース(ドロー)を一つ減らせるので、攻守のどちらの面でも相手を不利にすることができる。連続攻撃でオーラを叩き麻痺毒を送るのは定番の動き。
単間合いのため避けられ易く、間合い4は近距離に収束する場合はやや遠く対応も豊富なので当てるのがそれなりに難しい。

毒でリソースを減らす関係上リソース換算では2/1と言っても良いが、あくまでリソースをダメージ換算した場合なので瞬間的なオーラダメージは弱い。

加えて毒とはいえ山札を増やしているために焦燥や再構成のダメージを減らすなど、リーサル周りではあまり役に立たないことが多い攻撃。

 

・遁術 [11]f:id:kuriyasu15:20200418184658p:plain

「いっひ……!」

1-3,1/-の対応攻撃。攻撃後にダストと自オーラから間合いに結晶を一つ送り、使用ターンの相手の前進を封じる。
移動、攻撃、防御に使える汎用性の高い札。チカゲのキーカード。
チカゲの攻撃はやや間合いが遠いため、後退札として使えるこのカードは必須と言っても過言ではない。一枚で離脱後退をこなすダスト不要の後退札(※)と言えばその貴重さがお分かり頂けるだろうか。

※トコヨの『跳ね兎』などの後退札は大抵の場合ダストを必要とするため、ダスト枯らし(通称:ダストロック)を苦手とする
ライフ打点が高い札を待つチカゲにとって1/-攻撃は非常に相性が良く、相手はこの攻撃を常に意識して受け方を選択しなければならない。
対応を持つため近距離の攻撃や全力攻撃を咎め易く、使用ターンに相手の前進を禁止するため連続攻撃を阻害できる。ダストがない時に使用すると相手は前進でオーラを纏えないため格好の攻撃チャンスが得られる。

攻撃のタイミングを図りながら握っているだけでいざという時の対応を構えられるが、防御力は相手の攻撃間合次第のため過信は禁物。攻撃のためには手放さなければならないため、半端な攻撃で終わらせてしまうと手痛い反撃を受けるので注意が必要。

 

・首切り [12]f:id:kuriyasu15:20200419002536p:plain

「お命頂戴しますね」

0-3,2/3の全力攻撃。攻撃後に相手の手札が二枚なら手札を相手に捨てさせる。
相手のオーラを剥がしながらリソースを貯めるカード。しかし、使う余裕と枠がない。
全力攻撃なので撃つタイミングが限られ、ライフに当たることはまず無いと考えてよい。

対応可能なため単純なしゃがみ行動としてもイマイチ信用ができない(※)。

※浦波嵐や衝音晶などでオーラを減らした状態でターンを渡し、ライフ受けによってフレア3を献上しかねない
一応毒を捨てさせることでドローロックが狙えるが、成功しても再構成直前でなければあまり効果的ではない。ついでに毒一枚では相手が捨てる札を選べてしまうのも弱いし、手札二枚でなければそもそもハンデス効果が得られないのが絶望的に弱い。

基本的に眼前構築では忘れて良い。

相手がチカゲの場合は馬鹿にされない程度に覚えておこう。

 

・毒霧 [13]

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「どの色も素敵です……」

「嗚呼……全身に回っていってますね」

相手の手札に毒を送る行動札。安定して毒が送れるため盤面を作るのに非常に有用。
序盤の折衝では吐けない毒を送りつつ相手のリソを溢れさせることで苦無の距離まで引き摺り出したり、手札に抱えさせることで守りを不安定にさせることができる。
中盤以降はしゃがみのついでに使うことで相手の行動を妨害し、流転の霞毒の再起や全力札への牽制に用いる。
これ一枚では大きな仕事はできないが、盤面の制御や圧力によって相乗効果が期待できる。一見扱いやすい札に見えるが、十分な力を引き出すには知識や技術が要求される札なのでチカゲに慣れるまではとりあえず入れて経験を積むと良い。

毒針が当たらない対面にはこちらを採用するのがおススメ。毒針との両積みも考えられるが、過剰な毒は自身の攻撃力を下げる結果になりかねないため注意が必要。

 

・抜き足 [14]f:id:kuriyasu15:20200419040015p:plain

「ヒィ……! ……ふっふっふっ」

納4の付与札。隙あり。間合いを実際の値から-2の状態にする。0以下にはならない。
使い所は選ぶが貴重かつ強力なカード。
チカゲ単体であれば0距離に潜って生きる道の最終ターンを凌ぐのが代表的な使い道。相手の全力攻撃や設置などをやり過ごす目的でも使用でき、なんなら手札を貯めるための時間稼ぎ+手札調整としても利用できる。
コンボとしては後述する泥濘や、オボロの鳶影による回避、ユキヒのゆらりびをステップ対応でかわせなくするなどが強力。
納が4と大きいためダストがないと使いづらいが、次ターン再構成でデッキ圧縮が狙える。

隙を持つため攻撃をされた場合は受け方が少々難しい。ライフで受けた場合に2離脱する状態なのでそれがどちらに有利か考えよう。
前進札としては割れると距離が戻るのでやや扱いづらいが、レンジロックに対する瞬間的な前進手段としては「間合い-2効果」+「オーラ開け」で破格の移動力が期待できる。但しリソ損が大きいため、あくまで最後の手段として考えた方が良い。

色々できそうに見えるが、明確な理由がなければ採用するべきパワーを持ったカードではない。

 

・泥濘 [15]f:id:kuriyasu15:20200419040033p:plain

「苦しそうですね? ひっひ」

納2の付与カード。相手の離脱後退を禁止する。
展開時間は非常に短いが、ここぞという場面で使うと相手は間合いを広げるのが困難になるため、クランチと組み合わせると相手は攻撃を振ることすらままならなくなる。
主な利用法は生きる道2T目のレンジロックや近距離全力札や遠心の布石だが、稀に前進の空きを作りつつ後退を塞ぐ使い方もあり得る。

生きる道と併用する場合、このカードが晒された瞬間にこちらの狙いが看破されるため採用していることを絶対に悟られてはならない(※)。

※ある程度の力技で道を展開できる組み合わせを除くと、基本的には弛緩毒に合わせて道を展開するため「泥濘の露呈により警戒度が上がる=勝ち筋の消失」となる

効果が限定的過ぎるため、普通の構築ではまず採用されない。抜き足と合わせ、この二枚が生きる道のためのカードとしてカードプールを占めているのがチカゲの難しいところでもある。 

 

【切り札】

 

滅灯の魂毒 [16]f:id:kuriyasu15:20200419164020p:plain

「ホロビの力の結晶。存分に味わって下さい」

相手のデッキトップに滅灯毒を送る行動札。

滅灯毒は使用しても毒袋に戻らず、再構成時にデッキトップに戻るため永続的に相手のデッキを汚染する。
相手の次ターンリソースを奪い、送られた滅灯毒は使用するたびにオーラを3つダストに送る。
強そうに見えるが消費フレアと切札一枠に見合う活躍をさせるのは相手のリテラシーに大きく依存するため難しい。
流転の再起が簡単になったり、通常毒と合わせると手札を圧迫して手札対応を塞ぎやすくなる。

 

叛旗の纏毒 [17]

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納5の対応付与札。
-を含むあらゆる攻撃を打ち消し、無効化する凄い奴。
主にライフ貫通攻撃への防御や対応攻撃を防ぐ目的で起用されることが多い。
ただし、出番は限られてる上に納が多いためダストが足りないとオーラが剥がれてしまうという弱点を持つ。
この納が多いという特徴は自分のオーラを好きなだけ剥がせるという利点に変えることもでき、リーサル時のレンジロック対策や八相、続く付与札の即破棄などにも使える。変わり種としてはダスト回収で後ろステップを封じることも一応可能。
対応で使用した返しに道を展開できればライフ貫通を封印しながら道√に行けるが、オーラを保ちながら道のフレアを貯める関係上ダスト肥やすのが非常に難しく、想像の何倍も困難であることは明記しておく。

 

流転の霞毒 [18]f:id:kuriyasu15:20200421044332p:plain

「息苦しいですよね? そうなんですよね……!」

再起:自ターンエンド時、相手の手札が二枚
3-7,1/2の攻撃切り札。
チカゲのメインウェポン。この札による圧でライフを取るのが毒ビートの常套手段。
オーラ5の相手でも2/1攻撃でライフが取れ、オーラが2なら2/2攻撃がライフに素通りする。前者はオーラ受けすると続く遁術で後者の形になるためにリスクが大きい。
ただしオーラ1を軽々に嵩増し出来る相手には今ひとつ相性が悪い。
連射が可能な場合は毎ターンオーラを叩き続けるリソ攻めが可能になる。しかし、フレアを消費しつづけるため切り札の圧が消えるのが難点。

 

闇昏千影の生きる道 [19]f:id:kuriyasu15:20200421044350p:plain

「チカゲは……ただ、死にたく、ない……!」

納4の全力付与札。
破棄時に他の切り札が使用済ならば勝利する。ライフダメージを受けると失敗して未使用に戻ってしまう。
単純なビートをする相手に全く別ベクトルの決闘を強要することができる。
特にレンジロックが有効な相手に与える圧が大きく、眼前構築でケアを強要できれば相手のデッキパワーを落とすことができる。

1ターン目(道展開の返し)と2T目の守り方や、再構成や手札のコントロールなど細々としたリテラシーが必要。
弛緩毒を展開したのを見てから展開するのが最も安全で有名なコンボではあるが、リテラシーを持つ相手はその可能性がある盤面で弛緩毒を展開することはないので一筋縄ではいかない。

この切り札を採用する上での障害は勝ち筋がこの切り札を通す以外になくなることであり、練度以前に採用するミコトの覚悟が問われる。
※一部の相方の場合、道とビートを両立した構築も可能であるがレアケースなのでここでは省く

自身で再起条件をコントロールできない切り札とは折り合いが悪く、特に流転の霞毒との併用は現実的ではない。
道を採用したチカゲはビート軸の有力な札が減り、ビート合戦ではジリ貧になる公算が高い。
また、-/Xを持つ相手に通すのは更に難易度が高く、えれきてるのような直接ダメージを与える手段を持つ相手に成功させることは不可能に近い。

 

・最後に

今回はチカゲのカードについて、基本的なことからチラ裏レベルの小ネタまで自分の持つリテラシーをまとめてみました。
電源版にチカゲちゃんが実装されたので、興味を持った方は是非ご活用ください。

チカゲちゃん実装おめでとう――!!
可愛いよ可愛いよ。ダメージボイスも可愛いし、劣勢時にあわあわするのも可愛いし、優勢時に「いけますよね?」って聞いてくるのもとても可愛い。可愛いしかない。
可愛いオブザイヤー受賞決定。

すみません。取り乱しました。
この機会にチカゲちゃんの毒ビートや可愛い声の魅力に触れてみて頂けると幸いです。

・参考文献

ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME

https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

桜降る代に決闘を/公式攻略ページ

https://furuyoni.kyoa.co.jp/

 

前回:今すぐ始めるチカゲの使い方

次回:毒、ちゃんとしようよっ!