カエルの雑記

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【ふるよに】チカゲとユリナ(刀)の付き合い方[X]【チカゲ101】

・概要

今回はユリナ(刀)の付き合い方と題し、チカゲから見た「対面」と「相方」としての情報をまとめていきたいと思います。

※本記事は『チカゲと仲良くなる101の方法』の記事ですが、ナンバリングはあとで正式に採番する予定です。電子版や初心者の方に向けて早めに紹介したかったので先行して作成した次第です。

 

・ユリナ(刀)について

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ふるよにの正道を体現するビートキャラ。
攻撃力、適正間合い共に優秀な攻撃札を通常札・切り札に持ち、月影落は消費フレアは重いものの扱いやすくシンプルに強い。
特性の決死はライフが3以下の時に強化を与えるため、この状態で攻撃できるか踏み抜かれるかが戦局・勝敗に大きく影響を与える。

反面、防御面は少々手薄であり通常札に対応を持たない。特に単間合いの攻撃を無防備に受けてしまう点は無視できない弱点の一つだ。
直接的な防御手段としては浦波嵐、テンポ回復手段として浮舟宿を切り札に持つ。
その他、移動カードを持たないためにレンジロックも苦手な部類である。

総じて、優秀な攻撃性能と最低限の自衛手段を備えた扱いやすいバランスの良いメガミ。ふるよにというゲームに慣れるまでは彼女に決闘の手ほどきを受けるのが良いだろう。

 

・キャラ対策:vsユリナ

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ユリナの攻撃はチカゲにとっても脅威である。
遁術はユリナの攻撃に対して有効な対応だが、攻撃から抑止力まで活躍の場を持つため軽々に切るわけにもいかない。肝心の居合や月影落などは間合い3でなければ回避できないため、単体では対処しきれているとは言えない。
結果、攻撃札の多さや月影落の圧力により単純なライフレースでは劣勢になりやすい。

 

チカゲを最も悩ませるのは浮舟宿の存在だ。

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オーラを破壊し、麻痺毒でテンポを奪う毒ビートの基本戦略がこれ一枚で無効化されてしまう。遁術を含む大量の札でオーラを叩いても2フレアでチャラにしつつ、攻撃の主導権を奪われてしまうため非常に厳しい。
貫通力の高い攻撃とクロックを刻めるだけの防御力を用意するか、あるいはワンショットが可能な大火力を相方に用意してもらうのが良いだろう。
また浮舟宿を使うことは月影が遠のくためその猶予を活用しつつ、月影落が無い可能性にも目を向けよう。

 

チカゲにも有利な要素はある。
弛緩毒や幻覚毒は比較的有効であり、毒針を回避する術がないため毒も送りやすい。
引いた札を叩きつければ良いと開き直る相手も多いが、相方の手札対応がなく散発的な攻撃になるのでそこまで悪い状況ではない。
対応遁術の可能性があるだけで相手にケアを要求でき、単体では薄氷のような守りだが少しでも相手のリーサルを遅らせるために有効に活用していこう。

マニアックなメタとしては叛旗の纏毒も刺さる。
浦波嵐で延命し決死を狙う戦略は叛旗を持つチカゲ相手にはリスキーであり、圧気による攻撃が無効化されるのもおいしくない。
しかし、浦波嵐は叛旗展開前にテンポ返しとしてさっさと開ければ十分に仕事をしているし、圧気は通常札一枚で切り札一枚開けさせているし無理に頼る必要もない。
何も考えずに入れると後悔することが多いが、目的や構築を正確に見切れば心強い切り札になるだろう。

 

最後に道についてだが、ユリナの道の耐性は比較的低いと言える。
月影落としという優秀な切り札を持つものの、展開1T目は切り札対応に阻まれ2T目はレンジロックに阻まれる公算が高い。
そしてユリナの主張は「私の方が攻撃力が高いので先にライフを0にして勝てます」であり「ライフ差は関係ありません。死ぬ前に道が通れば良いんです」という戦略はユリナの攻撃を全てフレア加速というメリットに変換できるため非常にかみ合う。
横次第では展開さえしてしまえば容易に通りうる相手だが、そういう組み合わせとマッチできるかはまた別の話なのが難しいところ。

ユリナの道対策になりうるカードは圧気、柄打ち、斬、気迫辺り。
特に圧気は攻撃する気のない道の戦略に刺さる上に問答無用でオーラを破壊できるので、道展開前にユリナがプレイできる唯一の札と言っても過言ではない。
残りの三つの札は道展開後に割るカードとして優秀であり、気迫は道が受かってない組み合わせなら採用を検討して良いだろう。


・相方としてのユリナ(刀毒について)

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「絶対に勝つ……!」/「チカゲはただ、死にたくない……!」

似て非なる目的に執着する二人。

二つの執念を両手に宿し、渇望する勝利/生存への道を切り拓け。

ユリナの豊富な攻撃札によるクロックを持ち、居合いや月影落などの圧力を背景にした毒カードによる盤面形成が強力な組み合わせ。
一閃>遁術>苦無>流転の連携は止められなければ有無を言わせずライフ2点を奪える。
チカゲの連続攻撃は手札やリソースの消費が激しいため、居合によって攻めの継続と手札を補充する動きも決まれば強力。
月影落を当てる手段も豊富さもこの二人ならではの強みだ。相手のオーラを破壊するのはチカゲの十八番であり、-を含んだ攻撃対応(久遠の花など)は叛旗の纏毒により信頼性を失う。


最後にユリナと共に生きる道について記述する(百合妄想的な話では無い
ユリナの切り札で直接的に役に立つのは浦波嵐と浮船宿だ。
浦波嵐は1T目の防御に使用できる。毒を送りタイミングさえ見極めればこれ一枚で守れる可能性がある。使用できなくても2T目エンド時に開けば良いので問題ない。
浮船宿は浦波嵐よりもコストが軽く、オーラ5と言う絶対条件を容易に担保してくれるため有力な切り札だ。浦波嵐があれば受かっているように見せて浮舟宿で裏切るのも強力。
相手が1T目にしゃがみ、近距離ロック対策を構えるなら全力で後退して浮船宿を開く遠距離ロックという手段が取れる。
ここまで書いたがユリナの真骨頂はやはり攻撃力なので、通常のビートをしながら月影のフレアを溜めていると見せかけて弛緩毒を吐いて貰う弛緩道が一番通しやすい道かもしれない(どっちにしろ弛緩を吐いたら危険なので有識者は吐かないとは思うし、そうなると吐けない弛緩持たせて殴るのが一番強くて丸いと言う話はトップシークレット

 

・刀毒の構築例

①基本構築

斬、柄、一閃、遁術、苦無、毒霧、居合(毒針、圧気)
月影落とし、流転の霞毒、浦波嵐(叛旗の纏毒)
>最も丸いと思われる構築。斬柄でライフを削り、一閃からのコンボで全てを奪う。月影のラインに入ったらリーサル。

>毒針は相手を見て毒霧や居合と入れ替え。叛旗は一部メタとして。圧気は弛緩毒を期待するなら一考の余地はある。

>柄打ち、遁術は一部のレンジロックなどには抜く場合もあるが基本的に入れる。刀毒で通常赤札を抜く理由はほとんどない。この構築で厳しい相手なら下記の構築を試すくらいで丁度良い。

 

②叛旗圧気ワンショット構築

斬、柄、一閃、遁術、苦無、毒霧、圧気
月影落とし、流転の霞毒(浮舟宿)、叛旗の纏毒
>叛旗圧気即破棄によるワンショット狙い。対純ビートの最終兵器。対面がダストを散らかす相手には使えないが、フレアを貯めこむ強力な切り札を持っている刀や薙が対面の場合はダスト枯れしやすいため有効。

>浮舟宿は果てや対応攻撃ケア。ケアが不要ならば流転で攻撃手段を確保。浦波は先に開けた瞬間にダストが回収できなくなるため基本的に非推奨。

>無理宿しによるリーサルラインへの踏み込みを咎め、反撃に転ずる手筋も考えられるため浦波嵐の採用も一考に値します。圧気は存在価値を失いますが、リーサル圧によって逸った攻撃を釣り出しただけで仕事は終わっているのでAPに変換しましょう。(※20/08/22追記)

>ダストを作らない盤面の作成を心がけよう。遂行には相応の技術と知識が求められる。圧気は有効な場面があってもリーサルまで使わずに意識を向けさせない方が丸い。2順目の圧気は握りこんで決して手放さないこと。

>劣勢な状況を装う方が仕事がしやすいが、このプランを選択してる時点で自然と劣勢になる筈なのであまり気にしなくて良い。対面にある程度のリテラシーが無いと上手くいかない点は注意。刀薙辺りが対面の際に挑戦するのがおススメ。

 

③テンポビート型構築

斬、一閃、針(柄)、圧気(居合い)、遁術、苦無、毒霧
流転の霞毒、浦波嵐、滅灯の魂毒
>流転パカパカ、オーラ叩きでテンポを攻め続けるゲテモノ構築。勝ち筋は浦波圧気のタイミングで一閃苦無流転。浦波は底力に差し替えても良い。有効な相手は多くないが、フレアを貯めこむのが難しいときや相手の大技が怖くない時に。

 

④闇昏千影の生きる道構築

斬、柄、一閃、遁術、毒霧、毒針(抜き足)、苦無(泥濘)
闇昏千影の生きる道、滅灯の魂毒、浮舟宿し(浦波嵐)
>道構築。ただし弛緩毒を用いた奇襲型の道なので多少攻めっ気を見せて誤認させないと通らない。ピーピング可能な相手だとかなり難しい。レンジロック用の札とビート偽装用攻撃札の割合は相手を見て要調整。流転を採用できないため軽々に流転を撃つべき状況を作らないこと(「そのオーラ受け上手いなー。ショウガナイナー」って言え

>抜き足泥濘が採用できなくとも、離脱遁術全力後退からの浮舟宿でそれなりのロックが可能なので通じる相手には狙っていこう。

 

⑤天音揺波の生きる道構築

斬、柄、一閃、遁術、苦無、毒針(毒霧)、気炎万丈
月影落とし、流転の霞毒、浦波嵐(叛旗の纏毒)
>基本構築を一枚差し替えただけでできる『天音揺波の生きる道』。気炎万丈は死ななきゃ勝てる割れない道だし、ビート構築や流転と競合を起こさないため弛緩道を狙うくらいなら気炎万丈の方が良いという主張。刀毒の最終兵器。

>起動条件はライフ5で相手がこちらを倒せない時。おもむろに流転を見せると「道はない」と思考停止して弛緩毒を貼ってくれるかもしれない。毒針採用なら気炎万丈以外は赤札のため、気炎さえ握りこんでいれば安定して高火力を出せる点も〇。最大オーラ5ライフ11を奪えるので存分に気持ちよくなれ。

>柄と斬のない最大火力であれば、TSとオメバの上からでもライフ4点を奪える。この構築の優れている点は刀毒本来の火力を落とさないため、クロックを刻みながら対応を踏みつぶす火力を生み出せる点である。欠点は弛緩毒なしだと気炎万丈の連撃まで生き残るのが難しい事。

 

・刀毒のコンボ

>気迫毒針(or苦無)
ステップに弱く下がらなければ使用できないチカゲの札を補助する。
特に毒針はステップ対応に弱いため非常に当てやすくなる。
ただし手札二枚を使って毒針を当てることが強いかどうかはよく考えて採用すること。

>弛緩毒
圧気、気炎万丈、生きる道を安定させる夢の状況が作れるため圧が高い。
手札一枚を軽々に埋められるため、上手く情報規制してしっかり刺して行こう。

>叛旗即破棄圧気
リーサルウェポン。上記の構築例②を参照。

>叛旗月
一部の対応を封印できる強力な月影落。

>決死柄打ち遁術
何故か刀毒だけまだ使える浦月。これに頼らずとも一閃や苦無があるので月影が当たるなら強い。


・絆(チカゲA)視点

チカゲ自身が番傘という優秀な2/1を手に入れており、斬柄と合わせると後続の一閃苦無もあり凄まじいクロック性能となるのが強み。
毒霧を失ったことで流転の再起や手札圧迫は難しくなっているが、気迫毒針で毒を送ることは可能なのでマッチによっては一考の余地はあるかもしれない。高くつくが滅灯の魂毒を使用すれば楽に手札2枚の状況は作れる。

 

・終わりに

今回はユリナとチカゲの関係について語ってみましたが、いかがだったでしょうか。

「ユリナの特徴」「対ユリナの情報」「ユリナ/チカゲの情報」といくつかの記事に分けても良いような分量になりましたが、何かしら役に立つ情報があれば幸いです。

何もかも違っているような二人ですが、目的の達成のためには手段を選ばず執念深いという一点だけは似たもの同士なのではないかと思います。筆者はその最後まで諦めるということを知らないこの二人の組み合わせをとても好ましく、そして決闘では頼もしく感じます(電子版の掛け合いありがとう^~^

ふるよにの基礎を抑えるほど力を引き出せる組み合わせであり、特別なリソース管理もなくビートダウンや毒の盤面制御に集中できるので個人的にはチカゲ初心者に最初におススメしたい2柱です。現在(20/05/31次点)の電子版や季節戦の環境であれば、比較的活躍しやすい条件が揃っているため是非お試しください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

・参考文献

ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME

https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

桜降る代に決闘を/公式攻略ページ

https://furuyoni.kyoa.co.jp/

 

前回:チカゲA(絆)との付き合い方

次回:チカゲとサイネ(薙)の付き合い方(予定)