カエルの雑記

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【ふるよに】チカゲA(絆)との付き合い方【チカゲ101】

・概要
今回はチカゲA(絆)の紹介・攻略の記事となります。
チカゲO(毒)との違いや得手不得手について触れ、基本的な使い方を説明します。

 

・絆とは

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チカゲのアナザーVerであり、いくつかのカードがアナザーの札と入れ替えることになります。
ざっくりと説明するなら妨害や特殊勝利を犠牲に自身でもライフクロックを刻めるようになったチカゲです。立ち絵がとても良く、毒殺されずとも悩殺は必至でしょう。

この頃のチカゲちゃんは忍傘を宿しているため、片手で忍傘に加えてチカゲの毒カードが使える点は爆アドと言わざるをえません。

特性として、相手の手札が2枚以上の時に強化されるカードを持ちます。
毒針や滅灯の魂毒を利用しなければ能動的に条件を満たすのが困難であり、この点が扱いの難しい印象を与えるかもしれません。
しかし、メガミ単体としての役割は非常にシンプルです。
チカゲOはビートサポートの側面を持っていましたが、仕掛け番傘によってこの側面を更に強化したメガミと考えると分かり易いと思います。
搦め手が効きづらい相手や短期決戦が予想される場合は、毒よりも絆のほうが有効な場合が多い印象です。

毒霧を失ったことで盤面の制御や流転の再起が非常に難しくなっている点は明確な短所と言えます。この点は完全に相手によって有効な点が違う為、相方に合わせての使い分けや環境への読みが要求されます。

 

・入れ替えカード

>仕掛け番傘(入れ替え先:毒霧)

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間合4の2/1攻撃。不可避。
一見使いづらそうに見えるが、相手の手札が2枚以上の時は距離拡大により間合いが2-6と非常に広くなります。
また遁術が使い易くなったため、間合い4で振ること自体もそれほど難しくはない。不可避を持つため信頼できる点も強いです。
序盤の折衝や手札を貯めた相手に振ることで手軽にライフ打点を奪える点も魅力。
基本的に絆を使うなら採用し、相方の攻撃も併用することでデッキのライフクロックを強化するのが絆の強みとなります。絆を使う理由の9割はこのカードにあります。

 

>奮迅(入れ替え先:抜き足)

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前後に1移動する行動札。
相手の手札が2枚以上の時に集中力が得られる。
これ単体ではお世辞にも強い札とは言えないが、後述する切札(残滓の絆毒)の圧を出したりレンジロックへの対抗手段としては採用も考えられます。

 

>残滓の絆毒(入れ替え先:闇昏千影の生きる道)

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フレア消費5、間合0-1、4/Xの攻撃切札。
Xは相手の手札*2の値となる。
チカゲOにはない大型の攻撃切札。4/4で当てられる場合、月影落としやゆらりびに匹敵する打点を低めのフレアで捻出できる。
しかし、ギミックとして様々な障害があり、構築への影響も大きいのでとても使いづらい攻撃切札です(原作に思いを馳せてロマンを感じるのが良いでしょう)。

 

障害①:間合い
0-1と非常に狭く、専用のカードが無ければ入り込むことができないため相方や構築への要求が多い。
奮迅で間合い1にはタッチできますが、それでは後退系の対応で避けられます。
更にチカゲの攻撃とは間合いが遠すぎるため、連続攻撃が非常に困難です。
通常札でオーラを引き下げてライフに当てるのも、オーラに当てて後続の札を当てるのも非常に難しいと言わざるをえません。相手の対応を考慮すると連携や後続が難しいオーラ4という打点は不足気味に感じられると思います。

 

障害②:ライフ打点
相手の手札枚数に依存するため、相手が手札を持っていない場合は基本的になにもできません。
また、打点の代入は常時効果のため相手が何の意味もない対応カードでも、手札から使うだけでライフ打点が-2されてしまう点が非常に痛いです。

理不尽なほどに酷いデメリット効果です。
勝負を仕掛けたいタイミングで打点を確保できず、信用できないため非常に扱いづらいです。

 

障害③:毒の送りづらさ
毒カードは対応で使用できないため、絆毒の打点確保としては非常に有効です。
しかし、絆は毒霧を失っているため毒針を当てるか滅灯の魂毒を積まなければ毒を送れません。
そして毒針一枚では手札を埋め続けるのは難しく、滅灯毒は切り札枠を圧迫した上に終盤は捨てられてしまいあまり効果を発揮しません。

 

以上の障害をカバーした上で当てる必要性を見出せた場合にのみ、ようやく採用の余地が発生する切札が残滓の絆毒です。
困難な条件の割に対応への耐性も特に持たないため、強力な対応を持つ相手には採用しづらい札となります。
個人的にはライフに4/4で当てるのは生きる道の達成と大差がないくらいに難しいと思っています。
フレア2程度の差でこの障害が全て解決できるなら素直に月影落を採用しましょう。

 

・絆の使い方
チカゲのビートの基本を守り、手札(遁術+苦無)を貯めて2/1でライフを奪いましょう。
番傘に相方の札を合わせれば1巡に2,3クロックは狙えると思います。
オーラ受けされたときはワザップジョルノのBGMを流し「あなたをオーラ受けの罪で訴えます!!」と言いながら遁術苦無流転をぶつけてやりましょう。
ただし相手もそれなりの理由があってオーラ受けしている可能性があるので、対応の可能性や盤面には注意しましょう。

序盤は相手が前進を拒否した場合は番傘でライフを奪うチャンスです。
自然に動くと手札2枚でオーラ2~3くらいの状況なので、遠距離でも番傘のオーラ受けは重いことが多いです。
相手が積極的に前進してきた場合は苦無や毒針が撃てる距離になりやすいので、攻撃札を用意してどちらの状況でも対応できるようにしておきましょう。

近距離の間合いに収束した場合、番傘の使い勝手は相手の手札に依存することになります。
手札が溢れる場合は伏せてしまう場合もありますが、基本的には遁術苦無とセットで番傘を使いライフを奪いましょう。
間合2で振れるときはさっさと振りましょう。手札が少なめの時はオーラに当たって終わるかもしれませんが、番傘一枚でオーラ二点奪いつつしゃがむのが丸いこともあります。

番傘+αでライフクロックを刻むと三巡目の頭にはリーサルが見えてくる頃だと思います。
相方の攻撃切札でケリをつけるなり、対応切札で蓋をしたまま2/1のクロックで追い込むと良いでしょう。

 

・オススメの相方
絆が得意なことはクロックを早めることです。
しかし、リーサルの決定打や防御力になる”優秀な”札を持ちません。
その為、以下のような相方とは相性がいいと言えます。
・元々の打点が優秀であり、高いリーサルラインを持つ
・防御力やコントロールが得意だが、クロックがやや遅い

今回は実際に使ってきた相方の中で相性が良く使い易かったものをいくつか簡単に紹介します。

>ユリナ(刀)

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ユリナの良質な攻撃札に番傘を加えた強力なビートダウンデッキです。
柄打ち、斬、番傘で広い範囲でクロックが狙える上に、一閃遁術苦無も併用が可能なため攻撃力はかなり高めです。
月影落という優秀な攻撃切札を持つため、扱いやすいビートデッキが組めると思います。
気迫というカードは苦無や毒針に相性が良さそうですが、カードを組み合わせるのでなかなか扱いづらいです。
弛緩毒を送るのが難しくなっているため、圧気や気炎は狙いづらくなっています。

【構築例】
斬、柄、一閃、遁術、苦無、番傘、自由(居合、毒針、圧気)
月影落、流転の霞毒、自由(浦波、叛旗)

 

>トコヨ(扇)

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打点が細い扇に番傘を添えてクロックを強化したクロックパーミッションが持ち味です。
雅打ちは優秀な間合いの2/1札なのでライフが取れる時に積極的に振りましょう。
この二人の2/1をオーラで受けた場合、チカゲの連撃の他に千歳や無窮といった攻撃までついてくる可能性があるためリスクが高いと言えるでしょう。存在を秘匿して圧力をかけるプレイリングが可能なら、苦無がなくてもライフを取ることは難しくありません。
また要返しという優秀な全力札を持つためリソースや展開の調整がしやすく、毒針や梳流しといった強力な単間合いの札を1巡に2回狙うことが可能です。後退札も豊富で優秀なため打ち直すのも難しくはないでしょう。
基本的にはクロックパーミッションを行うデッキですが、要所だけ止める程度の気持ちで立ち回るのが良いと思います。ライフを取れるところで確実に奪っていくことがなによりも重要です。
ライフを削って残り2~3点程度になれば久遠の圧で相手はオーラ受けをしてくる筈です。そこで仕留めるプランはご自由にお考え下さい。

余談ですが、風舞台というカードがあるためこの二人は絆毒を当てやすい組み合わせとなっています。
もし狙う場合は滅灯の魂毒を積むと打点を確保しやすいのでオススメです。苦無か要返しを風舞台に差し替えてリーサルまで秘匿しておくと良いでしょう。

【構築例】
雅打ち、梳流し、遁術、番傘、要返し、苦無、自由(毒針、跳ね兎、詩舞)
流転、千歳、久遠

 

>オボロ(忍、戦)

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オボロチカゲの得意なビートコントロールに番傘を加え、ライフを取りやすくしたデッキです。
上記二柱で触れたように、基本的には毒Xの構築で毒霧と番傘を入れ替えるだけで絆らしくなります(※ミカ流転だけは毒のようにはいかないため注意)
戦もその例に漏れないためここでは割愛します。

忍は強力な2/1札である影菱と使いやすい全力攻撃として斬撃乱舞を持つため、テンポビートをしながらライフを奪い易い点が魅力です。
また一種のネタではありますが、奮迅と壬蔓を持つため滅灯毒を2枚送るコンボが非常に安定する組み合わせとなっています。
このルートを選択した場合は最後の切札を伏せることで様々な切札の圧を掛け、相手に滅灯毒の処理や攻撃切札の選択を迫っていきましょう。相手に大型切札が無い場合は流転で攻め立てましょう。

【構築例(忍①)】
影菱、鋼糸、遁術、苦無、番傘、忍歩(誘導)、斬撃乱舞(誘導)
流転、滅灯の魂毒、鳶影

【構築例(忍②)】
影菱(誘導、斬撃乱舞)、鋼糸、遁術、苦無、番傘、奮迅、生体活性
壬蔓、滅灯の魂毒、鳶影(流転、絆毒)
生体滅灯コンボ:初手1宿し>2T目1宿し>生体活性1乗せ>前進>奮迅前(間合い6~7着地)>壬蔓>滅灯の魂毒>ターンエンド時壬蔓再起>生体破棄>滅灯の魂毒再起

 

>ヤツハ(鏡)

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シーズン5が生み出した暴力、毒鏡の攻撃能力を限界まで高めます。
絆鏡の番傘は絆Xの中でも屈指の圧力を持ちます。オーラ1つでライフ0.5しか守れない番傘にオーラを使っていたら死にます。
そして前進拒否した相手から軽々にライフ1点をもぎ取る点も相性が良いと言えるでしょう。オーラ3でもオーラ受けしたら意志流転でライフが取れる圧があります。
番傘は短期決戦でも推定2回程度は使用できるため、残り8点を毒鏡と同様の攻撃で奪えば良いだけです。2コンボもあれば十分に相手を葬ることが可能でしょう。
ポイントは手札を貯め、咢を3/2・星の海を4/2以上で打つことです(※特に星の海は対応されても4/2になるように上手く鏡映を合わせること)
このデッキはミドルレンジのアグロデッキであり、立ち上がりこそヒミカ(銃)に譲ります。しかし、対応に耐性を持った火力と攻撃間合へのタッチのしやすさという面で非常に優秀と言えるでしょう。フレアの使用先に攻撃と対応を持つ点も強力です。
アグロが好きな方、暴力に振り回されてみたい方におススメします。

【構築例】
星の爪、昏い咢、遁術、苦無、番傘、幻影歩法、意志
六葉鏡の星の海、流転、四つ葉の祟り神

 

・最後に
今回は絆についての記事となりましたが、いかがだったでしょうか。
終始「番傘はつよい」しか言ってなかった気がしますが、番傘はつよいです。
毒を使いづらいのはとても寂しいことですが、裏を返せば毒カードの練度が低くてもチカゲのビートさえ使いこなせれば戦えるのが絆とも言えます。
初心者の方はむしろビートに集中できるため毒よりも扱いやすいかもしれません。毒のビートを練習したい場合にはオススメなので一度握ってみるのはいかがでしょうか。
毒にも絆にもそれぞれの魅力があります。この記事がどちらもチカゲも楽しめる手助けになれば幸いです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

・参考文献

ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME

https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

桜降る代に決闘を/公式攻略ページ

https://furuyoni.kyoa.co.jp/

 

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